『能代山本の縄文遺跡にみる地域社会』
2022年12月3日(土)は、吉川耕太郎氏(秋田県埋蔵文化財センター副主幹(兼)資料管理活用班長)の講座
VISUAL画像を見ながら考える『能代山本の縄文遺跡にみる地域社会』
旧石器時代から人類が歩んできた歴史を解説。
その後、遺跡から発掘された住居跡や土器などの写真を基に、縄文時代(草創期・早期・前期・中期・後期・晩期)の人々の暮らしについての話と続きました。
能代山本地区にたくさんの遺跡があり、三種町上岩川遺跡群では、石器の材料となる珪質頁岩採掘遺跡が多数見つかったそうです。
また、二ツ井駒形にはアスファルトの産地があり、他地域との交流が盛んであったことや、能代山本の縄文人が男鹿産黒曜石との仲介をしていたのではないかなども考えられるとのことです。
興味深いお話は、時間内では収まるわけも無く、機会を作ってまた講座をお願いしたいと考えています。
縄文文化等を研究することで、現在や未来を考えることになるのだと強く感じた2時間でした。